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【取材メモ】街かどクリニック世田谷　森山 貴志 院長先生

院長先生のご専門は肝臓だそうで、哲学として「薬は最小限に」ということを提唱されていらっしゃいます。

午前は外来診療、午後は在宅診療をおこなっており、予防医学の観点から生活指導に力を入れていらっしゃいます。例えば、「火の用心」と同じで、ボヤならバケツでも消せるからです。具体的には、在宅診療は、月に2回の定期往診を行っており、その際は家族のメンタル指導を含め、主介護者を労ることも忘れません。その他には、24時間の連絡体制をとり、必要なときは臨時で往診をおこなったり、総合病院と連携をとったりして対応していらっしゃいます。

外来診療の検査では、説明を丁寧に行っているためか、世田谷区の健診だけを年に一度受けにくる方も多いそうです。また、検査の中でも、腹部内臓器の炎症・腫瘍などの病変を捉えることができる、腹部エコー検査に力を入れていらっしゃいます。放射線と違い、身体に悪影響はなく簡単に行え、検査時に痛みもなく、結果もすぐにわかることから体への負担が少ない検査です。
以前には、院長先生によって膵臓癌などが発見されたこともあるそうです。

院長先生が白衣を着ないことで患者さんの気持ちを少しでも和らげる心がけや、電子聴診器を使うことで女性の患者さんが服を脱がずに気楽に受診していただく心の配慮もされていらっしゃいます。

今後も引き続き予防医学には力を入れたいとのこと。また、土曜の午後、月曜の夜なども診療を行っているので、平日お勤めの男性の患者さんにも来院していただきたいそうです。

【取材後記】院長先生には、お忙しいところ長いお時間を割いて、医療や患者さんへの思いを伺わせていただきました。積極的に勉強会などにも参加され、ケアマネージャーなどの多職種の方との交流も図るなど、医療に対するとても強い熱意がお話の中でひしひしと伝わってきました。